2024.01.04
新年のご挨拶、4月に言語聴覚士の増員が決定しました!!
明けましておめでとうございます。
おかげさまで当ステーションも年を二回越すことが出来ました。
思い返せば、開設して様々なことがありました。
正直な話、開設当初は理想と現実の乖離から、
夢をあきらめてしまいたい状況に陥ることもありました。
どん底まで悩んだのも、ここまで頑張れたのも、その原因(要因)はやはり「ヒト」でした。
利用者様の幸せを最優先する、それがどれだけ難しいことか本当に身に沁みました。
口にするのは簡単ですが、いや、安易に口にするべきでないのかもしれません。
安易に理想として掲げるではなく、本当にそれを実現できる人は口ではなく、
行動で示して、実践できる人こそ、だからです。
当ステーションも徐々にその理想を具現化出来ているつもりではあります。
ですが、まだまだです。
私ひとりで頑張らなければ、私ひとりが頑張れば、
そう思ってあっという間に一年が経ちました。
当初、休みなく、遠方まで、自分の家族に寂しい思いをさせていることも覚悟の上で、
理想のために、と働きました。
自分の行動で示してこそ、スタッフも自分のように利用者様のために働いてくれると考えていました。
しかし、そうではありませんでした。
私の理想は私だけのものであり、スタッフには伝播せず、
自己満足な頑張りで空回りしました。
しかし、スタッフも徐々に入れ替わり、
現在は私が行動で示さずとも、それぞれが自分の理想を実現するために、
自分で考え、自分で行動できるスタッフが集まりました。
つまり、大切なのは私の理想ではなく、しっかりと自分の理想を持ったスタッフがいること、
そしてそのスタッフたちの理想と私の理想が共鳴することでした。
正直、心身共に限界だった私をここまで奮い立たせてくれたのが今いるスタッフたちです。
当初から在籍してくれている看護師・理学療法士、そして後に合流してくれた看護師・作業療法士、
今はスタッフたちが自主的に、自発的に、自律的に行動してくれています。
本当にスタッフに恵まれたなあ、と心から感謝しています。
本当にありがとうござます。
このようなスタッフに恵まれたからこそ、次のステップにステーションは向かいます。
今年からステーションの運営は所長の近藤に任せることにしました。
私は言語聴覚士としてやるべきことがあります。
それは以下の二点です。
①後継者の育成
ありがいことに4月から言語聴覚士の増員が決定しました。
その方は茨城県の児童発達関連の仕事をされているのですが、転居して入職してくれます。
話は変わりますが、私は統計学の本をよく読みます。
社会的に成功したといわれる人を分析すると、ある二つの資質が重要だと結論付けられるそうです。
それは「勤勉さ」と「誠実さ」です。
その二つをその方は持っていると感じています。
私の経験と知識を受け取って、さらに昇華してくれるでしょう。
その方を育成できたら、さらに言語聴覚士をどんどん採用予定です。
言語聴覚士は絶対数が少なく、需要共有バランスで今は不足しています。
特に小児領域です。
しかし、需要供給は必ず均衡に向かいます。他の医療職がそうだからです。
現在、言語聴覚士が重宝されているのは希少性ゆえです。
その希少さに胡坐をかいて、担当領域を狭めたり、自己研鑽を怠っている人が多いと感じています。
私たちに価値があるのは、私たちを求めてくれている人の役にたってこそ、です。
私は年齢、疾患、その他の要因で依頼を断ったことはありません。
それは当然のことです。しかし、私ひとりでは限界があります。
訪問ゆえに移動距離など勘案すると1日にまわれる利用者様は限られてしまいます。
私ひとりで担当できるのは30人だとしても、
私が10人の言語聴覚士を指導すれば300人の利用者様のお役に立てます。
そのために今後は言語聴覚士の採用・教育に注力していきます。
②地域における児童発達支援の拠点づくり
これは児童発達支援事業所に限らず、です。
様々な形で考えています。
私は訪問言語聴覚士として6年、小児言語療法に携わってきました。
年数は長くないかもしれませんが、担当してきた経験、
そして勉強してきたことの内容は自分なりに頑張ったと思っています。
その自分の経験を具現化して社会に少しでも役立てることが、
今後の自分の人生における課題だと設定して、
そして、それこそが自分の夢であり自分の価値なんだと思っています。
訪問させていただいて、お母様、お父様、おばあ様、おじい様、お兄ちゃん、お姉ちゃん、
そして何より大切なご本人の話をたくさん聞いてきました。
その話を伺って、自分なりに考えたこと、うまく対処できたこと、出来なかったこと、
こうすればよかったと感じたこと、もっとこうしたいと考えていること、
それらをハードとソフト、両面で具現化していく。
これを残りの人生をかけて取り組みます。
以上、長くなりましたが私の駄文をもって新年のご挨拶とさせていただきます。
今後も、当ステーションをどうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役 言語聴覚士 神山
カテゴリ:つぶやき
明けましておめでとうございます。
おかげさまで当ステーションも年を二回越すことが出来ました。
思い返せば、開設して様々なことがありました。
正直な話、開設当初は理想と現実の乖離から、
夢をあきらめてしまいたい状況に陥ることもありました。
どん底まで悩んだのも、ここまで頑張れたのも、その原因(要因)はやはり「ヒト」でした。
利用者様の幸せを最優先する、それがどれだけ難しいことか本当に身に沁みました。
口にするのは簡単ですが、いや、安易に口にするべきでないのかもしれません。
安易に理想として掲げるではなく、本当にそれを実現できる人は口ではなく、
行動で示して、実践できる人こそ、だからです。
当ステーションも徐々にその理想を具現化出来ているつもりではあります。
ですが、まだまだです。
私ひとりで頑張らなければ、私ひとりが頑張れば、
そう思ってあっという間に一年が経ちました。
当初、休みなく、遠方まで、自分の家族に寂しい思いをさせていることも覚悟の上で、
理想のために、と働きました。
自分の行動で示してこそ、スタッフも自分のように利用者様のために働いてくれると考えていました。
しかし、そうではありませんでした。
私の理想は私だけのものであり、スタッフには伝播せず、
自己満足な頑張りで空回りしました。
しかし、スタッフも徐々に入れ替わり、
現在は私が行動で示さずとも、それぞれが自分の理想を実現するために、
自分で考え、自分で行動できるスタッフが集まりました。
つまり、大切なのは私の理想ではなく、しっかりと自分の理想を持ったスタッフがいること、
そしてそのスタッフたちの理想と私の理想が共鳴することでした。
正直、心身共に限界だった私をここまで奮い立たせてくれたのが今いるスタッフたちです。
当初から在籍してくれている看護師・理学療法士、そして後に合流してくれた看護師・作業療法士、
今はスタッフたちが自主的に、自発的に、自律的に行動してくれています。
本当にスタッフに恵まれたなあ、と心から感謝しています。
本当にありがとうござます。
このようなスタッフに恵まれたからこそ、次のステップにステーションは向かいます。
今年からステーションの運営は所長の近藤に任せることにしました。
私は言語聴覚士としてやるべきことがあります。
それは以下の二点です。
①後継者の育成
ありがいことに4月から言語聴覚士の増員が決定しました。
その方は茨城県の児童発達関連の仕事をされているのですが、転居して入職してくれます。
話は変わりますが、私は統計学の本をよく読みます。
社会的に成功したといわれる人を分析すると、ある二つの資質が重要だと結論付けられるそうです。
それは「勤勉さ」と「誠実さ」です。
その二つをその方は持っていると感じています。
私の経験と知識を受け取って、さらに昇華してくれるでしょう。
その方を育成できたら、さらに言語聴覚士をどんどん採用予定です。
言語聴覚士は絶対数が少なく、需要共有バランスで今は不足しています。
特に小児領域です。
しかし、需要供給は必ず均衡に向かいます。他の医療職がそうだからです。
現在、言語聴覚士が重宝されているのは希少性ゆえです。
その希少さに胡坐をかいて、担当領域を狭めたり、自己研鑽を怠っている人が多いと感じています。
私たちに価値があるのは、私たちを求めてくれている人の役にたってこそ、です。
私は年齢、疾患、その他の要因で依頼を断ったことはありません。
それは当然のことです。しかし、私ひとりでは限界があります。
訪問ゆえに移動距離など勘案すると1日にまわれる利用者様は限られてしまいます。
私ひとりで担当できるのは30人だとしても、
私が10人の言語聴覚士を指導すれば300人の利用者様のお役に立てます。
そのために今後は言語聴覚士の採用・教育に注力していきます。
②地域における児童発達支援の拠点づくり
これは児童発達支援事業所に限らず、です。
様々な形で考えています。
私は訪問言語聴覚士として6年、小児言語療法に携わってきました。
年数は長くないかもしれませんが、担当してきた経験、
そして勉強してきたことの内容は自分なりに頑張ったと思っています。
その自分の経験を具現化して社会に少しでも役立てることが、
今後の自分の人生における課題だと設定して、
そして、それこそが自分の夢であり自分の価値なんだと思っています。
訪問させていただいて、お母様、お父様、おばあ様、おじい様、お兄ちゃん、お姉ちゃん、
そして何より大切なご本人の話をたくさん聞いてきました。
その話を伺って、自分なりに考えたこと、うまく対処できたこと、出来なかったこと、
こうすればよかったと感じたこと、もっとこうしたいと考えていること、
それらをハードとソフト、両面で具現化していく。
これを残りの人生をかけて取り組みます。
以上、長くなりましたが私の駄文をもって新年のご挨拶とさせていただきます。
今後も、当ステーションをどうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役 言語聴覚士 神山